![]() |
|
![]() |
|
味覚は、嗅覚と共に食物を判別するのに欠かせない感覚です。自分にとって栄養源となる有効な食物か、 或いは生存を脅かされる毒物か、動物の多くは嗅覚と味覚で判断しています。糖分を「甘い」と感じ、「もっと 食べたい」と思うのは、糖分がエネルギー源として有用であるからに他なりません。逆に、腐敗した(くさった) ものの匂いに吐き気を催すのは、毒をもった食物から自分を守るのに役立っているといえます。 ヒトは知能が発達して手が器用に使える能力を獲得したため、他の動物に比べてこれらの感覚はずっと 衰えてしまいましたが、それでも最も主要な感覚の中に数えられるものです。 「味覚」をヒトが感じるのはどういう仕組みによるのでしょうか?これが今月のテーマです。 |
|
![]() |
|
舌の表面は普通はザラザラしており、鏡でよく見てみると 白い毛のようなもの(多少色がついている場合あり)が観察 できます。これは舌乳頭(ぜつにゅうとう)という細かい突起 でいくつか種類がありますが、その表面に多く存在するのが 味蕾(みらい)とよばれる味覚を感じる器官です。細長い味覚 細胞が集まって花の蕾(つぼみ)型の器官を形成しています が、その大きさは0.1mmにも満たないものです。これが全て の味覚の出発点になります。この味蕾は舌の表面に約5000 個、さらに口蓋(お口の中の天井部分)やノドの奥にも約2500個 あるといわれています。 | ![]() |
|
|
| 味覚を感じる過程を順を追っていくと |