たいへんおめでたいことですね。しかし妊娠中に歯の トラブルに見舞われた場合にはご心配も多いのではない かと思います。今月は妊娠中の歯科治療についてご説明 したいと思います。
  近い将来、妊娠する可能性のある方は歯科治療をきちんと済ませておくことが是非必要です。というのは
妊婦は歯科治療の制限事項がかなり多く、必要な処置を受けていただけない場合があるからです。
  ストレスのかかる処置の制限;
 抜歯などの外科処置はもちろんのこと、局所麻酔を使用した虫歯の治療などは母体に大きなストレスに
なるため、可能な限り避けるようにします。しかし、虫歯や歯周病による痛みの方がより大きなストレスに
なっている場合には処置が必要になります。産婦人科医との緊密な連携が不可欠です。

 薬剤の制限;
 胎児への影響を避けるために、妊娠中は薬剤の投与は可能な限り控えた方が無難です。特に妊娠3ヶ月
までは胎児に対する作用が大きいために原則として薬剤の使用は行いません。

 検査方法の制限;
 歯科での通常のX線検査では胎児への影響はほとんど心配ありませんをが、他の安全な検査法で代用で
きる場合には出来るだけ避けるようにします。しかし、そのために診断がやや困難になる場合があります。
(レントゲンについては  歯と健康のために NO.45 レントゲンは安全です をご覧下さい)

それでも歯が痛むことがあるかも知れませんね。妊娠中はホルモンバランス
や体調の変化でブラッシングそのものが困難になる方もあり、普段は症状が
なくても腫れや痛みが出てしまうことがあります。そういう時のために普段から
心がけておいて頂きたいのは以下のようなことです。

 妊娠中期に処置を受ける
 妊娠5ヶ月から7ヶ月の妊娠中期は比較的歯科治療に適した時期です。
もしも必要があれば機会を逃さず治療をお受けになることをお勧めします。


 かかりつけ歯科医をもちましょう
 でも最も理想的なのは歯の痛みがないことですね。そのためには普段からかかりつけの歯科をきめて
定期検診をお受けになることが必要です。ご自分で歯とお口の健康を管理できるよう助言してくれる歯科医院
をもつことが大事です。いざというときには頼りになりますよ


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