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歯科医院を訪れる患者さんのうち、特に中高年以上の方々では、内科を始めとする他の医療機関で治療
を受けておられる場合が少なくありません。当然お薬も処方され、長期にわたって服用しておられる患者さん
もおられます。
歯科治療は一般医科でいえば「外科」に近いもので、患者さんの服用しているお薬の作用を充分考慮に
入れて処置をしたり、当院で必要なお薬の処方をしていくことがとても大事です。さもないと思わぬ事態を
招きかねません。今月はそのあたりの解説をさせて頂きます。 |
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薬剤の副作用が問題になるのは、内科などで処方されている薬剤の作用が歯科治療にとって妨げに
なる場合と、歯科で使用する薬剤が問題になる場合があります。 |
薬剤アレルギー
生物は外から侵入する細菌などを認識し、それを取り除こうとする
しくみをもっています。これを免疫といいますが、これがはたらき過ぎると
逆に自分自身に不利な状態が生じることがあり、これをアレルギーと呼ん
でいます。
歯科で使用する薬剤アレルギーは主に内服薬と注射薬(局所麻酔)による
ものです。 |  |
内服薬の場合;
歯科で多用する薬剤は抗菌剤(抗生物質)と鎮痛剤ですが、軽度のアレルギーでは蕁麻疹などが生じ、
ごくまれには重度のアレルギー(ショック)により血圧低下などの症状が現れることがあります。しかし、
問診で患者さんの過去の既往などを確認することにより大部分は避けることができます。もしも過去に
薬剤によるアレルギーの経験があれば、その薬剤名をお知らせ頂くのが最も安心です。このような場合、
問診表に記入していただくのが一番です。
局所麻酔薬の場合;
歯科で内服薬とならんで頻繁に使われるのが局所麻酔の注射薬です。しかし、この麻酔薬自体のアレ
ルギーは余り無く、精神的な緊張や痛みによって血圧などが低下する神経原性ショックが主なものです。心理的な
緊張感を出来るだけ少なくする(つまり痛くない)注射方法を工夫したり、笑気ガスによる吸入鎮静法を
使用したりすることにより安全な局所麻酔をすることができます。他にも歯科用金属によるアレルギーなど
もありますが、それについては次の機会にお話しします。 |
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今月取り上げたのは薬剤のアレルギーについてですが、その他にも
歯科治療を受けていただく場合に影響を及ぼす薬剤は多数あります。
「ご自分がいま服用しているくすりは何か?」ということは是非確認して
いただきたいと思います。最近では、内科などでは処方されている薬剤
の一覧表を貰える場合が多いので それをご持参頂くのも良い方法です。 |
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