虫歯の治し方 その3 虫歯の治療法(インレー修復) 

 

先月はレジン充填について解説しました。今月は比較的浅い虫歯に対するもう一つの代表的治療法、インレー修復のお話です。

   インレー修復
 虫歯の穴(ウ窩)の型をとって模型をつくり、それに合うように鋳造した金属を歯科用セメントで歯に装着する方法。今世紀初頭からある伝統的な治療法です。

利点: 
  

  ☆模型をとって口の外で作るので、直接詰め物をする治療よりも隅々まで

    最適な形に作れる。 

  ☆金属なのでレジン(樹脂)などと違い、欠けたり折れたりすることがほとんどない。
  

  ☆金合金を用いた場合には非常に強靭、高精度で、金属色の問題を

    除けば理想的な治療法。

欠点: 
 

  ☆金属色のために、目立つ場所では問題になることがある。


  ☆治療が最低2回はかかる。

  ☆金合金インレー(14K、18K、20Kなど)は保険適応外。保険の範囲では
   12%金パラジウム合金(主成分は銀)を使うことが多い。

オールセラミックス修復   〜最新歯科事情〜
 

 最近では「精度良く、しかも見た目もよくて金属アレルギーの原因にもならない材料」として「オールセラミックス」も注目されつつあります。高価な原材料、製作に非常な高精度を必要とすることなどから残念ながら保険適応外となっていますが、近年の審美歯科(エステティック・デンティストリー)の需要の高まりから徐々に普及してきています。

 上あごの小臼歯(犬歯のすぐ後ろの歯)の

 型取り前の状態。歯の頬側(写真の上方)以外は

 虫歯で削ってある。

従来の治療法では殆どが金属で覆われてしまい

 見た目に問題が出るが、オールセラミックスを

 用いると解決できる。

 拡大した写真でようやく見分けがつく程度である。

 現在、日本で使われているオールセラミックスは

 材質により数種類あり、新製品が相次いで開発

 されている。

 

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