生後6ヶ月ごろから下あごの真ん中の左右2本の前歯が生えはじめます。次第に奥の方の歯が
生えてきて、2才半から3才ごろには上下10本づつ、合計20本の乳歯が生え揃います。
 乳歯が大人の歯(永久歯)への「単なるつなぎ」ではなく大切な役割がある、ということは
御存知の方が多くなっていると思いますが、子どもの成長と健康な永久歯を得るためにどのように
大事なのかをまとめてみましょう
 最後まで残ることが多い一番奥の乳歯(第二乳臼歯)が永久歯に生え変わるのは、10才から12才頃
までかかります。10年以上にわたって乳歯でしっかりと食物を摂ることが何故大切なのでしょうか。
 バランスの良い食事 
 乳歯が虫歯などで状態が良くないと、歯ごたえのある
食物を好まなくなることがあり、食事の内容が偏りがち
になる心配があります。

 顔の発育 
「良く噛むこと」はあごの発達をうながすことは良く
知られていますが、発育するのはあごばかりではなく、
鼻や頬などを含めた顔全体(顔面頭蓋)の発達に影響を
与えます。

 健康な大人のかみ合わせへ 
よく噛んで、あごの発達を促進することで永久歯の生える
スペースを確保し、健全な永久歯の歯並びを作り上げるの
に役立ちます。
 健康な乳歯を保つのに「歯みがき」がとても大事なのは御存知と思いますが、歯が生えてきたら
まずは「歯みがき好き」になることから始めたいものですね。
 最初は遊び感覚でも良いですから歯ブラシを使うのが好きになると次第に「歯をみがくこと」が
習慣になっていきます。
 もちろん自分だけではプラーク(歯垢)を確実に除去するのは難しいですから、ご両親が
「仕上げ磨き」をしてあげることが必要です。そして何よりも大切なのはご両親やご家族が、
きちんとした歯磨きの習慣をお手本としてお子さんに見せてあげることでしょう。
 公的な乳幼児検診には1.5才児検診と3才児検診があります
が、その際にお口の中の状態(虫歯、歯茎の状態など)の
チェックを受けることができます。歯科医に質問があれば
遠慮なくきいてみると良いでしょう。ただ、これらの検診は
集団検診ですので、きめ細かな検診、個別的なブラッシング
指導などをしっかりと行ってゆくには歯科医院を定期的に
受診するのが一番です。


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